ぶんころびんブログ

KARTと山の記録や、日々思った事を書き綴ります。
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第87話 私はどこへ登って来たのだろうか?
この前の3連休は初めて富士山へ登る計画でした。
・7/14(土):夕方車で御殿場登山口駐車場へ移動
・7/15(日):早朝(6時予定)より登山開始/夕方下山/帰宅
・7/16(月):休養日
富士山の山開きは7月8月の2ヶ月間しかなく、しかもその中の3連休なので一番混むと聞いてました。
スバルラインの5合目駐車場は入れない車列が数kmも続くそうです。
しかし、1週間前の天気予報では14(土),15(日)は雨だったので、雨ならほとんどの方は敬遠するから空いてるだろうし、また雨なら厳しい日差しもないのでスタミナ面からも良いだろうと思って決行する予定でした。
確かに雨では眺めは期待できませんが、雲上の山頂は晴れているだろうから、上記メリットと勘案してそれで充分と判断したのです。
どうも普段千葉の人っ子一人いない山歩きに慣れた所為か、人混みは苦手です。

その後台風情報が入り、単なる梅雨空ではなくなりました。
でも、登山時が暴風圏内に入ってなければただの梅雨です。
そのタイミングがいつになるのかが、一番の関心事でした。
もし台風の進度が遅ければ暴風圏内に入る前に計画通り15(日)中に登山できるし、予想以上の速い進度であれば台風一過の16(月)に登山できます。

果たして、15(日)は暴風圏内で不可。
しかし、15(日)日中の天気予報では16(月)朝には千葉・茨城を越えて太平洋へ出ている予想図で富士山は暴風圏内から完全に外れてました。
それで、15(日)に計画より1日遅れの16(月)の登山と決めました。
登山期間は2ヶ月間しかないし、他の土日には既に予定が入ってるところもあるので、このチャンスを逃すと次いつになるか分かりません。
休養日は無くなってしまいますが、会社は這ってでも行く事にしました。

富士山までは電車とバスで行くのが一番安いのですが、登り始めの6時に間に合うような早朝に電車もバスも無いし、かと言って前日日中に電車・バス移動して登山口にテントを張って良いのかも分らなかったので、車で移動する事にしました。
しかし、往きは急ぐ必要が無いのでズーッと一般道を行けば安上がり(高速料金:片道4,400円)です。
私はカーナビを持ってないので、インターネットのNAVITIMEでルート検索しました。
これは一遍に一般道と高速の2ルートを検索してくれて、かつ一般道の選択精度が高くとても気に入ってます。

・7/15(日) 18:25 自宅出発

自宅から御殿場登山口までのルート検索結果、一般道で距離:180.2km、所要時間:7時間、と表示されたので、18:25に自宅を出発しました。
途中大きな渋滞も無いどころか、246号線が予想外に快調に流れて、御殿場駅前から御殿場登山口へ真っ直ぐ延びる県道23号線へ入り登山口:太郎坊へ12:15ぐらいに着けるような感じでした。
ところが、登山口:太郎坊への分岐まで後1kmぐらいところで、何とトラックとライトバンが土砂に埋まってました。
どちらも既に流れ出た土砂の上を、何とか行けそうかと無理に渡ろうとしたようでした。
私も持ち上げたり押したり手伝いましたが、これだけの土砂の量ではにっちもさっちもいかずお手上げ状態でした。
牽引ロープがあればライトバンだけは引っ張り出せるようでしたが誰も持ってなかったので、JAFを呼んだ方が良いと言ったら、既に友人を携帯で呼んだのでもうすぐ着く頃だというので、しばらく待っていたら3台来て6,7人が降りて来ました。
私はここの路肩へ車を停めて、明日ここから歩き始めようかと思いましたが、太郎坊まで2,3km歩くのは大きな時間のロスになるのでどうしようかと思って道路地図を眺めました。
そしたら、逆回りでサファリパークの方からも行けるルートがある事に気付きました。
しかし、私の道路地図は神奈川県の地図の為、御殿場までは詳しく載っていますが、富士山は静岡県の為参考程度の1/20万の小さな地図で細かい道路は載っていません。
勘でここだろう、と思って入ったらしばらくして何故か自衛隊演習地の中の未舗装路に出てしまい、しばらく下ったのですが一般道へ入れるような分岐や交差が無く、一体どこまで下るのか不安になるくらい下りました。
もし、この先が行き止まりで一般道へ出れなかった場合は最悪で、今降りて来た道を登り直さなければならず、更にガソリンの残量も気になってきました。
結局、下った突き当たりの塀沿いを右へ行ったら一般道へ出れて安心しました。
近くのコンビニで現在位置を聞いたら駒門だと分かり、裾野からサファリパーク、富士エバーグリーンライン経由で太郎坊へ行く道を聞いて、これで大丈夫と思ってコンビニを出発しました。
しかし、サファリパークの分岐で間違えてしまいました。
どんどん下るので変だと気付き、分岐点へ戻ってエバーグリーンラインへ入り、やっと逆回りで太郎坊駐車場に着きました。

・16(日) 01:38 御殿場登山口・太郎坊駐車場着

やはり、カーナビはあった方が便利だなと実感しました。
駐車場には2台しか先客はいませんでした。
トイレへ入ったらビックリ。小も大も常に水が流れているのです。
お陰で全然臭く無くて清潔なトイレだったのですが、水が勿体ないと思ったのですが、きっと濾過して循環/再利用してるのだと思いました。
車へ戻って支度をしてたら2時になってしまい、5時に目覚ましを掛けて眠りに就きました。
こう言う事態を予測して折角音の大きな目覚ましを持って行ったのに、朝目覚ましが鳴った時に間違って完全に切ってしまい次に目覚めたのが6:20でした。
朝には車は7,8台に増えてましたが、既に全員出発したようで私だけが取り残されてしまいました。
急いで朝食のおにぎりを食べ、着替えて出発しました。

・16(日) 06:45 太郎坊出発(登山開始)

(写真:太郎坊登山道起点の鳥居)
事前に調べてて標準的な登山時間は7時間30分だったので、山頂着は14:15を目標にしました。
駐車場まではガスは掛かっていなかったのですが、鳥居を潜った直ぐ上からはガスが掛かっていて富士山は全く見えませんでした。
これから登る山が見えないのは本当に困ります。
山頂が遥か彼方に見えて、こりゃ大変だなと感じればそれなりの心構えも持てるのですが・・・。
砂礫を歩くのは初めてで、蹴り出しで足が少し埋まりエネルギーをロスして非常に歩き難く、しかも途中山小屋も無い為、7合目の閉鎖されている山小屋へ着くまでがとても長く感じました。
特に4合目〜6合目はガスの中ですが雨・風が強まり寒くなったので、雨の中手早く半袖から長袖に着替えてカッパを着ました。
また、初めての経験ですが右膝裏の腱が痛くなり、歩くのも辛くなって来ました。
6合目辺りではもう何回止めて降りようと思ったか分かりません。
途中マラソンスタイルで狭い歩幅でタッタッタッタと駆け上がって来るランナー20人ぐらいに次から次と抜かれ、初めて信じられない光景を目の当たりにしました。

(写真:ガスの中をマラソンで登る人達。とても同じ人間とは思えない!)
元々このルートは登る人も少ないのですが、この天候で更に少なくなり、普通の登山姿で登っているのはほとんど私だけのようで異様でした。
御殿場口は新五合目と言われてますが、実際の標高は1,440mの2合目だそうで一番長い登山ルートなのです。
でも、富士山は1回登れば良いと思ってたので、一番キツいルートを選択したのです。
でも、この選択を本当に悔やみました。
もう少し登ったら一休みして降りよう、と思いながらもそれを延々と繰り返して、営業してる8合目(正確には七合九勺)の赤岩八合館へ何とか辿り着きました。

・16(日) 13:05 赤岩八合館着

(写真:赤岩八合館の甘酒で登頂できました)
ここで栄養補給しなければ、と思って甘酒を注文しました。
この甘酒がとても熱くてまたとても美味しいのです。
これなら400円の価値が充分あると思いました。
この甘酒のお陰で山頂へトライする元気が湧きました。
女性のご主人に聞いたところ、山頂までは1時間ぐらい、との事なので、私は2倍の2時間見れば大丈夫だろうと思いました。
赤岩八合館から山頂方向は晴れていましたが、見えてるのが本当に山頂なのか分かりませんでした。
山頂だと思ってたところまで行くと山頂はまだその先に聳えててガッカリする事があるので、期待せずに登りました。
あるところまで登ったら鳥居が見えたのでそこが山頂である事が判明しました。

・16(日) 14:55 山頂着 \(^O^)/

何と8時間10分も掛かってしまいました。標準時間より40分も遅いのです。
筋力不足と言うよりは、心肺機能が弱いようでした。
尚、山頂直下から鳥居を撮ろうとしたのですが、何故かシャッターが下りないのです。
フォーカスが合った時のピピッと鳴る音もしません。
赤岩八合館までは撮れていたので、モードダイアルがずれてないか、マニュアルフォーカスになってないか、いろいろ確認したのですが、ちゃんとなっており原因が分かりませんでした。
もしかしたら、肩にハスに掛けて雨ざらしにしてたので段々雨水が滲み込んで変になったのかも知れません。
肝心の山頂の写真が撮れず残念でした。
山頂に着く少し前から山頂は濃いガスに覆われ、強いガスの風が吹き始め凄く寒くなりました。
その為、視界20mぐらいでお鉢の全景も見えず、お釜の底も全く見えません。
もちろん下界もガスで全く見えません。
本当にどこを登ったのか、どこにいるのか、全く分からない状態でした。(T_T)
ベンチに座って一休みしようと思っても寒くてじっとしていられなく、15分ぐらいで降りました。
降りる前に携帯電話のカメラがある事に気付き、1枚だけ撮ってきました。

(写真:富士山頂は寒かった)
15時を過ぎたので下山するにはだいぶ遅くなってしまいましたが、下りでも8合目の赤岩八合館で美味しい甘酒をいただきました。
ここでデジカメを肩から降ろす為にデジカメを手に持ったところ凄く冷たくなっている事気付きました。
もしかしたら、この低温が動作限界温度を下回ったのが原因だったのかも知れないと思いました。
ご主人やスタッフの方々と楽しい一時を過ごさせていただいたのですが、あまり長居も出来なかったので16時に出発しました。
七合目あたりで大砂走りルートへの分岐に出ました。
当初は通る予定は無かったのですが、このまま登山道を下ったら明るい内に駐車場へ戻る事は難しいと思い、ライトも持って来なかったので、大砂走りルートへ入りました。
初めての大砂走りはとても楽しい!!
着地時に足に掛かる衝撃は砂礫に吸収されるので足腰にとても優しいし、何と言っても豪快に素早く降りられます。
しかし、あまりに大股で豪快に降りていたら数分で疲れてしまい、何回か休みながら下りました。
下界が見えてたらさぞ気持ち良いだろうなと思いましたが、濃いガスで視界は15mぐらいしか無く、どこまで続いているのか分からず、ひたすら長く感じました。
ガスで視界が短いところを逆にスピードを出して下っているので、もし途中の分岐を見逃したら迷ってしまうので、少し恐怖も感じました。
しばらくして、やっと登山道と合流し、そこからは登山道を下りました。
しかし、この登山道もまた予想より長く、行けども行けども駐車場に着きません。
もしかして同じところをぐるぐる回っているような気がしてちょっと恐くなって来ました。
兎に角初めてのコースでしかもガスで良く見えないところをずーっと一人で下ってたので、とても心細かったのです。
やっと、麓の大石茶屋に付き一安心、では無く百安心ぐらいしました。
そこから5分で太郎坊駐車場に着きました。
何とか明るい内に降りられて本当に安心しました。

・ 16(日) 17:50 太郎坊駐車場着

もう駐車場には私の1台しかありませんでした。
帰りはさすがに疲れているので高速で帰りましたが、御殿場で乗ったら「秦野ー中井渋滞30km」と表示されていてガッカリしました。
自然渋滞との事でしたが3連休の最終日だった事も影響してたのでしょうか。
ノロノロ走ってると疲れで居眠りする危険性がありとても心配だったのですが、不思議と全く眠くなりませんでした。
用賀から霞ヶ関までの首都高上りも渋滞してるだろうと思ったら、何故かスイスイなんですよ。
結局、その後も市原まで快適に流れていて予想外に早く自宅へ着きました。

・16(日) 21:15 自宅着

確かに、人混みも無く、日に焼ける事も無かったのですが、私は一体どこへ登って来たのだろう? と言う気持ちです。
何と言っても富士山らしい山容が一見だに出来なかったのです。
見上げるように聳え立っているのか、なだらかな斜面が続き遥か彼方に山頂があるのか、全く分からないのです。
でも、もう富士山はしばらく結構です。
翌日は幸い筋肉痛もほとんど無く、翌々日も同様で辛い通勤にならず助かりました。
今回、高所での心肺機能の弱さを実感したので、8月に北アルプスへ行きたかったのですが、もう無理かな。
平地のマラソンで心肺機能を少し鍛れば良いのだろうか。
| ぶんころびん | | 00:57 | comments(0) | trackbacks(0) |









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