ぶんころびんブログ

KARTと山の記録や、日々思った事を書き綴ります。
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第715話 2019年初山歩き 富山三山

JUGEMテーマ:スポーツ



(富山北峰展望台から富士山を望む)

年明けは娘夫婦が1,2日、息子夫婦が2,3日と来て慌ただしかった。
でも、新たな家族も含めて久々に全員集合できてとても良かった。
で、1/4にやっと時間ができ、初山歩きで南房総の富山三山(とみやまさんざん)に行けました \(^o^)/
やっぱり山は最高 ❗

この山歩きは、2/16,17の南房総フラワーマーチへ向けてのトレーニング開始の位置付けでもありました。
富山三山は、2018/10/3のウエイト無しの一巡り以来でした。(ブログ無し)
ウオーキング自体でも、2018/11/2,3,4の日本スリーデーマーチ以降では、12/9の養老渓谷の紅葉狩り(第712話)以来と、ほとんど歩けてないので、最初は無理せずウエイト無しの一巡りから始めようかと思ったのです。
しかし、それでは2/16,17の南房総フラワーマーチには間に合わないと思い、無理を承知でウエイトを背負って歩きました。

09:08 市営駐車場スタート

天気は快晴。
この年末年始は本当にお天気に恵まれていますね。
風は微風でしたが少し冷たくて、歩いている分にはむしろ気持ち良いぐらいでした。
富山の福満寺登山口までの県道258号線沿いには、ちょうど水仙が咲いていました。
水仙を見ると思わず気分が和みます。
以前はこのルートではほとんど水仙は見当たらなかったのですが、市が観光客誘致の為に奨励しているのでしょうか。




登山口へ入って少し行くと右手に立派な大粒なみかんが成っていました。
近くに農家のおじさんが何か農作業していたので、あれは夏みかんかと聞いたら、橙(だいだい)だと言うのです。
橙はお供え餅の上に乗る小さなものだと思っていたので、そんな大きな橙もあるのかと聞いたら、そうだと言うのです。
その隣には粒は同じ大きさですが、より黄色っぽいものがなっていたので、それは夏みかんかと聞いたら、甘夏だと言うのです。
夏みかん、甘夏、八朔、橙、の違いが良く分からないのですが、この1月の寒い時期に成るものなんでしょうか。

(これは何だろうか?)


(閑散とした富山登山道)

10:00 富山南峰観音堂

約3ヶ月ぶりの観音堂はとても寂れていました。
もともと廃れてはいたのですが、以前は本堂の回りはきれいに草刈りされていたのですが、今回はしばらく放置されているようで屋根にも枯葉が積もっていて、これは本当にまずいんじゃないかと思いました。
ここには初詣は来ないのだろうか。
建て替えか修復かどちらでも良いのですが、そろそろ何らかの対応をする時期ではないかと思います。
どこが管理してるんだろうか。
麓の福満寺?

(富山南峰の観音堂)


(南峰から北峰へ向かう間にある)

10:10 富山北峰展望台

比較的はっきり富士山が見えてラッキーでした。
年末に1日だけ富士山が超くっきり見えたのですが、それは五井で車に乗っている時に湾岸の工業地帯の煙突越しでした。
それから比べれば少し霞んでましたが、それでもこれだけ見えれば文句はありません。

(左側に富士山が見える)

展望台には二人のご高齢な女性がいたので話しかけたら、光風台の近くの集落からでした。
それは奇遇だと言ったら、そこは生まれだけで、一人はその後都内で50年以上暮らしていて、もう一人は麓の施設へいるようでした。
もう80歳近いのですが、まだ富山へ一緒に登れるぐらい元気なのは凄いです。
特に、山登りを選択したのは嬉しいですね。





伊予ケ岳へ向かって東斜面を下り、二巡り時に0.5峰にカウントしている小高い丘を登っている時に道の右手の斜面に水仙が咲いているのに気付きました。
斜面を登ったところ、一面に水仙が咲いていました。
この眺めは以前良く行った嵯峨山のようでした。
嵯峨山はその後、麓も水仙ピークもほとんど咲いてないようでしたが、今はどうなんだろうか。
その後手入れされて復活してるんだろうか。
でも、富山三山でこの景色を楽しめるのであれば、一石二鳥です。








そこから少し登った先で牧草を積んだ軽トラックの側に立っていた男性に話しかけられました。
この平群集落は昔奈良の平群から徳島を経由して移住してきた平家の落人なんだそうです。
で、麓に鎌倉街道があると言うのです。
以前当ブログの第591話に袖ヶ浦〜光風台の鎌倉街道について書いたのですが、本当に富山の麓にもあるのだろうか。
帰宅してネットで調べたのですが、残念ながら見付られませんでした。

この他に、地元の殿様の話から昔の戦さの話からで話が中々終わらないのです。
上半身は半袖と長袖のスポーツTシャツ2枚で、歩いている分には少し汗もかくのでちょうど良いぐらいなのです。
しかし、丘の上なので冷たい風が強く、しかも風を遮るものも無いため、上半身はどんどん体温を奪われて寒くなってしまいました。
震えが来たらやばいと思い、丁寧にお礼してやっと話は終わりましたが、30分近くも話していました。

(これは初めて見ました。少し入って行って見ましたが、まだ奥が深そうだったので別の機会に来てみます。)



11:43 六地蔵登山口


(伊予ケ岳麓には菜の花が咲いていました。)

六地蔵登山口を少し登った農家の裏側で一休みしました。
足の状態はやはりかなり無理したようで、特に膝から上の大腿の筋肉が面も裏も痙攣しかかっていました。
少し長めに休んで、これからはもっとペースを落としてゆっくり登ることにしました。

平群神社側からの登山道と合流してからは、多くの下山する方とすれ違いました。
山頂は狭いので、これではゆっくり休むところも無かったのではと心配しました。

尾根の肩の東屋で一休みしてから、最後のロープ場/鎖場に取り付きました。
しかし、3ヶ月前に来た時に比べて、3点支持で指を掛けるとところや足場がほとんど全て丸くなっていたり、壁が剥がれてルートが変わったり、危険になっていたりで、とても登りにくくなりました。
更に、辺り一面に細かい小石を撒いたようにザレていてとても滑り易くなっていました。
さすがにこれでは危険過ぎて、ポイント・ポイントではロープや鎖を使わざるを得ませんでした。
この山の岩は泥岩質なので、表面は磨耗するし、剥がれ易いので、この登山客の多さが続くなら今後もどんどん変化して行くと思います。

12:31 伊予ケ岳山頂


(伊予ケ岳から富山を望む)


(富士山も見えた)

ピークは過ぎたようで山頂には3人しかおらず少しゆっくりできました。
少し下っていつもの小さな祠へお参りしたのですが、祠へ下るルートは元から侵入禁止のロープが張ってあり、階段もほとんど崩れていたので上り下りが大変だったのですが、更に崩れていて一部残っていた階段の材料も無くなり、急斜面を草に摑まりながらで危険過ぎるので今後行くのを躊躇してしまいました。


13:15 平群天神社

ここでもお参りして昼食にしました。
おにぎり2個、ゆで卵1個、に珍しくバナナ1本を完食しました。

あと御殿山の一山ですが、この足の状態で本当に登れるのか不安になりながら登山口までゆっくり目に歩きました。

(黄色い水仙は珍しい)


(これはまだ新しい。南無〜 )


(いろんな種類の木が密集!)

14:01 安田橋登山口

一休みしている間も、どこまで行けるのか、もしダメだったら途中で降りてこようか、などど考えていました。
しかし、いつまでも悩んでいても仕方無いので、決心して立ち上がって最後の登りへチャレンジ開始しました。
中腹のダイヤモンド牧場手前で右足大腿部の内側の筋肉が痙攣する感触があったので、立ち止まり叩いたり揉んだりしました。
もし、これでも症状が出るようならそこから退散するつもりでした。
しかし、なんと! 以降全く症状が出なくなったのです。

(ダイヤモンド牧場に牛が出ていたのは久々!)



尾根の大黒様までは3回ほど休み、何とか辿り着きました。
しかし、痙攣の感触も無くなり、体力的にも予想したほどきつくは無かったのです。
これなら、山頂まで行けそうかなと思えるようになりました。

(大黒様からの対面の里山風景)

15:02 御殿山山頂

結局、心配は杞憂に終わり、比較的順調に登れました。
もちろん、時間は掛かりましたが、それは大きな問題ではありません。
今後のトレーニングのことを考えると、まずは完歩することが一番なのです。


(御殿山より内房(東京湾)を望む)


(御殿山より外房(太平洋)を望む)


(富山(左)と伊予ケ岳(右)を望む)


(御殿山山頂の祠)


(山頂の巨大なスダジイ? マテバシイ?)

山頂の祠へお参りして下りました。

15:31 安田橋登山口

あとはほぼ平地を約8km歩くだけです。
登りと平地では使う筋肉が違うので、平地なら大丈夫だと思いました。
もう登りは無く、これで最後だと思うと不思議に元気が出てきました。

ゴール時間を計算したら、合戸集落の歩道が無くブラインドカーブが続く区間は、晴れていることもあり薄暗くなりながらもギリギリ視界を保てることが分かり、安心しました。

17:12 福満寺

本当に計算通り、ギリギリでした。
福満寺に着いた時には完全に暗くなっていました。
お参りして、洗面所で汗臭い上半身を水拭きしたいのですが、寒いので顔だけ洗ってスッキリして駐車場へ向かいました。

17:23 駐車場ゴール

所要時間:8時間15分

かつて無いほどの時間が掛かってしまいましたが、最初から承知の上の無理矢理だったので、完歩できただけで御の字なんです。
これをベースに次のトレーニング内容が決まります。
とは言っても、実際南房総フラワーマーチまでには何回トレーニングできるのかがまだ不明です。
まあ、当初の予定通り、最悪でも外秩父七峰縦走ハイキング大会へ向けたトレーニングの一環とするので、焦らずトレーニングを積み重ねて行きたいと思います。
| ぶんころびん | | 12:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
| ぶんころびん | 2019/01/19 10:08 PM |
ぶんころびんさん、こんばんは。
とても良い天気の中、どの景色も絶景ですね。
ひとまず完歩してこれからですね。
こちらは、通勤以外はなかなか歩けていませんが、3月に開催されるかち歩き(新宿〜青梅43キロ)に久しぶりに参加してみようと思っています。
このイベントは、今回で100回目を迎えるのですが、これを機に終了するそうです。
かち歩きは、「飲まず、食わず、走らず」とのルールで開始当初は、帰宅困難に対処するためにその状況を体験するため、日本財団が主催したものです。
年に2回開催されるので50年位の歴史があります。新宿の中央公園をスタートして5キロ地点(以前は10キロ)までは、交通規制をして団体で車道を歩きます。その後は、歩道をひたすら青梅まであるきます。ルールを無視する参加者があまりに多いので何回か参加した後は、参加しておりませんでしたが、最後にもう一度歩こうかと思っております。
そろそろ始動しなくては…と思っています。
今年もよろしくお願いいたします。
| suiteki | 2019/01/18 10:37 PM |









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