ぶんころびんブログ

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第641話 恐竜は何故絶滅したのか

JUGEMテーマ:日記・一般


(銀河系の直径は10万光年。星が密集した渦巻き状の腕「スパイラルアーム」間で光っているのが太陽系)

このテーマはとても人気で、いくつもの絶滅原因が想定されています。
でも、まだ確定はしていませんでした。

動物が出現し始めた5億4千百万年前以降の地質年代は「古生代」「中世代」「新生代」の三つに分けられ、中生代はさらに「三畳紀」「ジュラ紀」「白亜紀」に分けられます。
恐竜時代はこの中生代の3紀を指します。
三畳紀は今からおよそ2億4千万〜2億年前を指す地質時代で、三畳紀にはほとんどの大陸が一つにまとまっており、「超大陸パンゲア」 と呼ばれています。

ジュラ紀はおよそ2億〜1億4千5百万年前の地質時代で、ジュラ紀の後期には「超大陸パンゲア」 は「ローラシア大陸」と「ゴンドワナ大陸」に分裂しました。

白亜紀はおよそ1億4千5百万年前〜6千6百万年前を指し、三畳紀、ジュラ紀と続いた中生代最後の地質時代です。
裸子植物に代わり、被子植物が広がり始めた時代でもあり、 大陸はさらに分裂しました。

三畳紀の地球では恐竜や翼竜、ワニやカメなどが現れ爬虫類が大繁栄しました。
私たちの祖先である最初の哺乳類もこの三畳紀に誕生したといわれています。
また、爬虫類は海にも進出し魚類も出現しました。
三畳紀は恐竜や大型爬虫類の始まりの時代といえます。
この三畳紀の終わり頃に地球規模の大量絶滅が起こりました。

ジュラ紀では三畳紀の大量絶滅を生き延びた恐竜たちが栄え、始祖鳥などの原始的な鳥類も出現しました。
動物以外に植物も多様化が進み被子植物なども現れます。
また海洋では首長竜、魚竜、魚類などの進化も活発化しました。
温暖な気候で降水量も高かったことも生物たちにとって追い風となりました。
このジュラ紀には大量絶滅は起こっておらず、恐竜たちにとっては楽園のような時代でした。

白亜紀には恐竜やワニなどの大型爬虫類が生態系の上層に位置し、ジュラ紀に続いて繁栄を極めていました。
人気が高いティラノサウルスやトリケラトプスも白亜紀を代表する恐竜です。
空では鳥類が多様化する中で小型の翼竜は衰退し、大型のケツァルコアトルスやプテラノドンなどが生息していました。
哺乳類もこの時代に多様化を見せ、有袋類などが出現します。
海ではジュラ紀に引き続き首長竜、魚竜、魚類などが繁栄しました。

一方、恐竜絶滅の原因説はいくつもあります。

・巨大隕石衝突説
約6550万年前、小惑星バプティスティナが他の小惑星と衝突し、分解してできた直径180kmほどの隕石が、メキシコのユカタン半島近くに衝突しました。
巻き上げられた大量のチリは太陽光を遮り“衝突の冬”が訪れ、10年ほど続いた“冬”の間に植物は枯れ、続いて草食恐竜が死に絶え、それを食料としていた肉食恐竜も絶滅していった、という説です。

また、巨大隕石衝突が直接の原因ではあるが、別の副原因説もあります。
地球の四季は自転軸の傾き(23.43°)によってもたらされます。(第102話)
巨大隕石衝突の衝撃は凄まじく、広島原爆の30億倍近いエネルギーに相当し、辺り一面は焼き払われ、地層は一瞬で数十mめくり上がり、高さの数kmの津波が発生したと思われます。
この巨大な衝突エネルギーによって自転軸が傾き、気候に変化をもたらし、その寒冷化に恐竜が付いていけず絶滅した、という説です。

しかし、巨大隕石衝突説は時期的に三畳紀の絶滅だけで、白亜紀の絶滅の説明にはなりません。
また、自転軸の傾きはその後何故維持されず、元へ戻ったのでしょうか。
維持されていれば、四季の寒暖はもっと大きいはずですから。

・地磁気消滅説
地磁気は地上の生物を宇宙線や放射能、太陽風から守っています。
また、地質調査により、地磁気は過去360万年の間に11回は逆転した事が分かっています。
つまり、 逆転周期は32.7万年、 1,800年で1度回転する勘定です。
この逆転の中間で地磁気が一時的に消滅し、有害な宇宙線が直接恐竜に降り注ぎ恐竜が絶滅していった、という説です。

この他にもいくつもありますが、今一決め手に欠けるのです。

そんな中、先日YouTubeを見ていたら、偶然コズミックフロント「見えた!銀河系の全貌」という動画を見付けて観たのです。
これには衝撃を受けました。
この動画は「氷河期は何故1億4千万年の周期で訪れた」のかを解き明かしていました。
小さな温度変化の寒冷化は10万年周期で発生していましたが、氷河期のような大きな気候変動は1億4千万年の周期なのです。
三畳紀の大絶滅だけで無く、全ての絶滅はこの氷河期の訪れによって起きたのです。

氷河期の1億4千万年周期は二つのアプローチから証明されました。
一つは、大地に刻まれた気候変動から。
もう一つは、銀河系の星が密集した渦巻き状の腕「スパイラルアーム」から。

<大地に刻まれた気候変動>
殻を持つ生物は5億5千年前に誕生しました。
ヤン・バイツアーはその中の一つの「ブラキオポッド」という貝に似た腕足動物の殻に含まれる酸素18の含有量を調べていました。


酸素には酸素 16、酸素17、酸素 18の3種類の安定同位体があります。
この中で一番軽い酸素16と一番重い酸素18に着目したのです。

海水が蒸発して雲となり、雲が大地に雨を降らせ、川となって海に注ぐサイクルを繰り返します。
この時蒸発するのは軽い酸素16です。
でも、雨になってまた海に戻ってくるので、酸素 16と酸素 18比率は変わりません。
海の中には ブラキオポッドが生息していてその殻には海水中の酸素が取り込まれています。

地球が寒冷化して雪になると大地に積もり、更に寒冷化すると氷になって大地に留まります。
これを繰り返すと海中の酸素16が少なくなり酸素18の比率が高くなります。
この比率はその海中に生息するブラキオポッドの殻でも同様になるのです。

このブラキオポッドの殻の酸素18の比率が高くなる年代を世界中の様々な年代の地層で調べていたら、ちょうど1億4千万年間隔である事に気付いたのです。
これにより、氷河期が1億4千万年周期で訪れた事は分かったのですが、何故1億4千万年周期なのかは不明だったのです。

(光っているところが氷河期のピーク)

<銀河系のスパイラルアーム>
宇宙は180億年前にビッグバンから誕生しました。(以前は136億年と言われていましたが、古い星が見つかる度にどんどん古くなって行ってます)
そして、銀河系は138億年前に誕生し、その銀河系の中に太陽系は46億年前に誕生しました。
銀河系には渦状のスパイラルアームが4本あり、太陽系を含む星々はスパイラルアーム上を中心部の巨大ブラックホールに引き込まれながら移動していると最近まで思われてました。

しかし、星々の位置と動きを精密に測定できるようになって、それが間違いである事が分かったのです。
太陽系を含む星々は4本のスパイラルアームを横切るように円運動をしていたのです。
スパイラルアームを構成する星々は常に同じものでは無く、横切る星々の渋滞そのものだったのです。

運動していると自然に渋滞が発生するのだそうです。
その渋滞がスパイラルアームの正体で、星々が密集しているところです。
星々はスパイラルアームに追い付くと周囲の天体の影響を受けて僅かにスピードを落とし渋滞になります。
そして、スパイラルアームを横切ってスパイラルアームの先端に達すると再び加速して外へ出て行くのだそうです。
太陽系が誕生して46億年、その間いくつものスパイラルアームを潜り抜けてきて、現在は2つのスパイラルアーム間を秒速240km/secで駆け抜けています。

因みに、もし星々が常に秒速240km/secで移動していると、理論的にはスパイラルアームは5億年で消えるそうです。
しかし、実際は100億年以上もスパイラルアームが存続しており、この矛盾は「巻き込みジレンマ」と呼ばれていたそうです。
渋滞がスパイラルアームを維持させていたのです。

この星々が密集しているスパイラルアーム内では重い星が最後に起こす超新星爆発が頻繁に発生しています。
超新星爆発があると大量の宇宙線が降り注ぎます。
宇宙線とは、高エネルギーの放射線です。
太陽からの宇宙線程度なら地球の磁場が防いでくれます(バンアレン帯)が、大量に過ぎると防ぎ切れないのです。
これらの宇宙線が空気と衝突すると雲の発生に欠かせない微粒子(ミュー粒子)が形成されます。
それが雲に成長し、更に雲が増えて日光が遮られ地球が寒冷化したのです。
寒冷化が数千万年続き氷河期になって行くのです。
このスパイラルアームを横切る間隔が1億4千万年だったのです。

(太陽系が一周で4本のスパイラルアームを横切る)

つまり、ブラキオポッドの殻が含有するの酸素18の比率から判明した氷河期の1億4千万年周期と、スパイラルアームを横切る間隔の1億4千万年が一致したのです。
地球は銀河系の4本のスパイラルアームを1億4千万年間隔で横切る度に氷河期になっていたのです。
このタイミングで恐竜が絶滅していたのです。

現在地球温暖化が問題化していますが、これは現在スパイラルアーム間を移動しているので、そうなるのです。
でも、その後にまた次のスパイラルアームを横断する時には氷河期になるのです。
具体的には、地球は直近の氷河期を約3千万年前に終え、後4千万年掛けて温暖化のピークを迎え、そこから更に7千万年掛けて次の氷河期のピークを迎えるのです。
以後、これの繰り返しです。
結果、地球を含む太陽系は5億6千万年(1億4千万年 x 4)掛けて銀河系を一周していたのです。

地球の動きはとても複雑です。
そもそも地球は単純に太陽の周りをきれいに等速度で円運動している訳ではありません。
近日点、遠日点があるように楕円軌道を回っており、ケプラーの第2法則の通り面積速度一定(角運動量保存の法則)なのです。
つまり、近日点では速度を増し、遠日点では減速しているのです。

よって、地球は23.43°傾いて自転しながら、太陽の周りを1年掛けて楕円軌道を速度を増減して一周しながら、銀河系を5億6千万年掛けて一周しながら、ビッグバン以降秒速362km/secで膨張しているのです。
慣性系の運動は相対的であり、なにを基点にするかで地球の動きは変わるのです。
宇宙の中心=ビッグバンの中心を基点とすると、とても複雑な動きになるんですね。
我々はそう言う宇宙の極々片隅にある奇跡の星地球の表面にこびり付くようにして生活している生き物なのです。

宇宙って本当に凄いですね。
それを解明して行く人間も凄いですが。

コズミックフロント「見えた!銀河系の全貌」 約60分

| ぶんころびん | 何でも | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |









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