ぶんころびんブログ

KARTと山の記録や、日々思った事を書き綴ります。
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第61話 外秩父七峰縦走ハイキング大会へ参加して来ました

(写真:とうとうゲットしました。完歩賞の帽子です。)
ここ光風台を始発で行っても小川町のスタート時間に間に合わない為、現地の近くへ前泊しました。
出来れば臨時駐車場でもあれば、車の中でシュラフに入って寝れば安上がりなのですが、問い合わせたところ駐車場は無いし車での来場禁止との事でしたので、地元小川町の比較的安い宿泊施設へ電話で問い合わせたのですが、2ヶ月前で全て満杯でした。
仕方なく川越の方へ一駅づつ下がって探して、東松山駅でやっとあり予約したのです。
当日(4/22)はビジネスホテルを5時に出て、東松山駅前のコンビニで朝食のサンドイッチと山歩き時の食料としておにぎり4個の2食分と900mlのポカリスエット1本を買いました。
でも、ゆで卵が切れていたので小川町で買う事にしました。
東松山5:38発の電車を待つ間、ホームで朝食を摂りました。
電車は座れはしませんでしたが、思ったほど混んではいませんでした。
ところが5:54小川町駅に着いたら電車から降りた人はやはり凄い人数で、中々改札を抜けられませんでした。
既に駅前のロータリーには大勢の方が並んでいました。
私はロータリーを出て商店街の通りへ並びました。
後で気が付いたのですが、下りより寄居方面からの上りの方が1分早く小川町へ着いてたんですね。
この違いの大きさに後で気付く事になります。


<6:25 スタート>
商店街の通りにもだいぶ後ろまで列が並び、6:15に受付を開始し列が動き出しました。
私は6:25分スタートでしたが、取り敢えず駅前のコンビニへ入りゆで卵を2個買いました。
でも、大事なものを買い忘れている事にはまだ気付いていませんでした。
ここから5km地点の官ノ倉山を目指して町中を歩き出しました。
町中を抜けてからは気持ちの良い里山の雰囲気の中を歩きました。
しかし、山の登り始めに人一人分の幅しか無い山道に入るところで大渋滞になりました。
10歩ぐらいじわじわ進んではしばらく立ち尽くす、と言うのを何回繰り返したか。
結構長く感じましたが、時間にすれば恐らく15分〜20分だったでしょうか。
やっとそこの場所へ来てこれからは動くのかと思ったら、所々で停まっては動くの繰り返しです。
で、クサリ場の前へ来てとうとう大渋滞になりました。
あまりにも動かないので、後ろの人達は我慢し切れなくてクサリ場の急斜面を6,7列ぐらいで登って行きます。
元々クサリは使わなくても登れるぐらいの斜面なのですが、その先は完全に一人分の幅になってしまうので結局は同じなのですが、正規ルートのこちらは全然動かないのに、脇から登っている列はどんどん動いてます。
いったいどうなっているのでしょうか。

<1.官ノ倉CP(5km) 7:58着>
やっと、クサリ場を抜けて官ノ倉山CPへ7:58に着きました。
高低差約240mですが5kmを1時間35分は掛かり過ぎです。
ここからは緩く下るのですが途中で東武竹沢駅からのルートと合流する為、やはり渋滞でした。
合流後は動くはずなのにどう言う訳かちょろちょろしか進みません。
アスファルトの下の道路へ出る少し手前のところが少し路面が滑るようでそこでつっかえていました。
私なら勢いに任せて豪快に駆け下りるところですが、年配者も多いので仕方ないですね。
アスファルトの道路に出たところにスタッフがいたのですが、ご婦人が今回の渋滞はこれまでに無く酷い、と苦情を言ってました。

ここからしばらく車道沿いを歩き和紙の里に9:07に着きました。
ここで一休みしておにぎりも1個食べて9:20に出発しました。
いよいよここからが笠山を目指して本格的な登りになります、と行きたいところですが、緩い斜度のアスファルトの林道でした。
抑えて抑えて、と自制はするのですが、ぎこちなくなるのでマイペースを意識して歩きました。
それでもほとんどごぼう抜き状態でした。
一旦途中の最高地点まで登ると山道へ入り荻平へ下ります。

(写真:紅白の源平枝垂れ桃がとてもきれい)
荻平から笠山への登りになりますが、ここも渋滞続きでした。

<2.笠山CP(16.7km) 11:31着>
笠山でもおにぎり1個とゆで卵を1個を食べました。
ここで重大な買い忘れを気付いたのです。
いつも糖分補給用にアーモンドチョコレートを買っていたのですが、それを買ってなかったのです。
これから先のCPにあんころ餅でもいいので何か甘いものがある事を期待しました。
ここからは人もばらけるようになり道幅も少し広くなったので渋滞は無くなり快調に歩けました。

<3.堂平山CP 18.4km 12:08着>
今は使われなくなったドームの天文台を眺めながら休まず剣ケ峰を目指し歩き続けました。
ここからの眺めもいい眺めでした。
でも、お天気は雨どころかほとんどピーカンでちょっと暑過ぎるぐらいでした。

<4.剣ケ峰CP(19.3km) 12:27着>
剣ケ峰から下って白石峠に着きました。
ここから階段の登りがちょっとキツいのです。
もう20km以上歩いているので特に年配の方はキツそうで休み休み登っていました。
私はそれらの方を避けながらノンストップで快調に登りました。
そこから下って定峰峠にへ13:05に到着しました。
お店が2軒あったので、甘いものはないかと見たところアイスモナカがありました。
早速それを買ってチョコレートはないか聞いたら奥から板チョコを持って来てくれました。
それも買って、路肩に座ってアイスモナカとおにぎり1個を食べました。
チョコレートは1/3だけ食べ、あとはCP毎に少しづつ食べる事にしました。
最後に缶コーヒーも飲んで満足しました。
ここで甘いものが補給出来て本当に助かりました。

(写真:ありがとう、定峰峠の売店さん)
一休みして13:30に出発しました。
ここからは上り下りを繰り返して、最後に少しキツく登って大霧山へ着きました。

<5.大霧山CP(25.4km) 14:23着>
山頂へ着いたらヘルメット被った救護員(?)が、怪我人移送するヘリコプターが来るので向こうの木陰へ入って下さい、と言ってました。
そこで一休みして階段を下ると、途中に足を滑らせて怪我したご婦人が警察官に付き添われて階段に座っていました。
しばらくするとヘリコプターが山頂へ飛んできましたが、中々収容しません。
どうしたのかなと思っていたら、登山道を消防員が二人で雪上の救護ボートみたいなものを持って登ってきました。
この登りをあんな物を持って登るのは大変です。
後から手ぶらの先輩消防員も二人登って来ましたが、その二人の方が息が上がってました。
あの救護ボートに乗せないと吊上げられないのでしょうか。
何か時間差があり過ぎてヘリコプターの燃料が持つのか心配でした。
約30km地点の二本木峠へ15:30に着きました。
ここが最後のエスケープルートです。
ここから先は歩き通すしかありません。

<6.皇鈴山CP(31.1km) 15:49着>
お天気の暑さの所為か私も結構バテ気味になって来ました。
ここで少し横になって10分ほど一休みしました。
ここからは少しの下りと登りで次のCPである登谷山へ着きました。

<7.登谷山CP(32.3km) 16:11着>
ここが最後のCPです。
ここの山名の看板は青いトタン板にマジックで書いた貧弱な物を木に掛けており、他の山との差があり過ぎてなんか可哀想でした。

(写真:最後のCP登谷山。向こうに歩いて来た山並みが見えます)
ここで最後のスタミナ補給としておにぎり1個ゆで卵1個と最後のチョコレートを食べ、16:30の出発となりました。
幸い足の状態はここまで全く問題無いのですが、ゴール地点まで後10kmをずうっと下りになりますが約2時間で歩かなくてはなりません。
最初の二峰の大渋滞が無ければもう少し余裕があったと思いますが、過ぎてしまった事を言っても始まりません。
12時間の制限時間内にゴールするには最後は足が痛くなろうが痙攣しようが兎に角2時間以内で歩かなければなりません。
自分の気持ちに活を入れて歩き出しました。
少し下ったところに登谷牧場があり、牛乳を1杯200円で売ってました。
ちょっと高いかなと思ったのですが、取れ立ての新鮮牛乳だからと思い飲んだら冷たくて超うまい!
もう一杯行きたかったのですが、そんなに急に水分を摂るとお腹を壊すのでやめて、ペットボトルの烏龍茶を買いました。
この烏龍茶が200円はこれこそ高いと思いましたが、もうポカリスエットの残りは1/10ぐらいしか残ってなかったので非常用に買いました。
そしたら、そこから少し下ったところに給水所があるではないですか。
そこ以前の途中のどこだかのCPで聞いたら、この先はもう給水所はありません、と言うので買ったのですが。
既にペットボトルを買ったので寄らなかったのですが、無料だったのでしょうか。
そこから延々と下りを目一杯のスピードで下りました。
もちろん走りはしません。

(写真:ツツジもとてもきれいでした)
そう言えば、走ったら失格、のハイキング大会ではあってもやはり走る人はいるんですね。
渋滞箇所で皆待ってるところを平気で横をすり抜けて行く人もいました。
記録を目指しているなら大会日では無い時に一人で歩けば良いのです。
こんな状態の時にタイムを目指してもしようがないでしょう、と思いました。
走りたいなら山岳耐久レースで走れば良いのです。

(写真:寄居駅直ぐ手前の町中に素晴らしい渓流が流れてるんですね。18時近くなのでもう薄暗かったのですが、デジカメだと明るくなってしまいました。)

<ゴール(42.195km) 18:00>
登谷山からは急いでいたので地図を見る余裕も無かったのですが、必ず前を歩いてる方がいるので困りはしませんでしたが、いつゴール地点が来るのか分からずこのままのペースで大丈夫なのか心配でしたが、荒川の橋を渡ったら以外にも早くゴールに着きました。
時計を見たらジャスト18時でした。
6:25スタートなので、所要時間は11時間35分でした。

完歩賞として帽子かウエストポーチを選べ、私は帽子をいただきました。
既にゴールされた方がたくさんいてシートや段ボールの上で着替えたり、ビールで乾杯してました。
着替えしている間に雨がポツポツ来たので帰ろうとしたのですが、この程度なら大丈夫と思い、焼きそばとビールを買って一人で祝杯を上げました。

でも、主催者の東武鉄道は凄い太っ腹です。
これだけたくさんのサポートスタッフがいて、完歩賞に帽子かウエストポーチまで用意し、参加料が無料なんです。
もちろん鉄道収入はありますが、やはり観光コマーシャルによって大会以外にも歩かれる方などの波及効果が大きいのでしょうね。
既に申し込んだ東京国際スリーデーマーチ(5/3,4,5)は参加料が1,800円でした。
もし、今後運営費が大変ならこれぐらいの参加料は払っても良いと思いました。
去年は参加者数が7千人だったそうですが、今年は何人ぐいらいだったのでしょうか。
でも、男女の年配の方が何千人もこれだけの山道を歩き通せるその気力と体力は本当に凄いと思いました。
これなら例え北のどこかの国が攻めて来ても山に立て篭って山岳ゲリラで徹底抗戦出来ると思いました。(^^;
心配なのはテレビゲームに熱中してたり、携帯メールや勉強ばかりしてる若者世代です。

ところで、事前準備として歩いた富山三山(とみやまさんざん)二巡り(第51話 2007/3/25)と比較すると、距離は外秩父七峰の方が5kmぐらい長いのですが、一応低山でもちゃんと一山一山を登る富山三山の方がキツいと思いました。
外秩父七峰は二峰目の笠山に登ってしまえば以後の尾根の高低はそれ程大きく無く、最大でも笠山峠から堂平山へ登り返す高低差の約190mです。
また、最後の10kmはほとんど下りです。
富山三山は御殿山登り口の安田橋から福満寺までの最後の平地区間が8km(これを2回)あり、下りと平地では負担は大違いです。
こう言うものは比較する物では無く、それぞれに特徴があってそれを楽しむものなのですが、事前準備としては本番より少しキツ目だったので良い選択だったと思いました。
次回来年は、少しでも早い順番に並んで大渋滞を少しでも回避する事と、ウエストポーチをゲットしたいと思います。

※ 2007/5/2 忘れてました。タオルとステインレス製の四徳ツール(ケース付き)はスタートの受付時に全員にプレゼントしてました。
肉厚のあるしっかりした四徳ツールです。

| ぶんころびん | | 19:25 | comments(0) | trackbacks(1) |









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